config.cgi
config.cgiは、FlashAirの設定を変更するために使います。変更にはMASTERCODEが必要です。複数の項目を同時に変更できます。
パラメータ名 | 説明 | パラメータ例 | ファームウェアバージョン |
---|---|---|---|
APPAUTOTIME | 接続タイムアウト時間の設定 | APPAUTOTIME=3000000 |
2.00.00+ |
APPINFO | アプリケーション独自情報の設定 | APPINFO=0123ABCD4567EFGH |
1.00.00+ |
APPMODE | 無線LANモードの設定 | APPMODE=4 |
1.00.00+ |
APPNETWORKKEY | ネットワークセキュリティキーの設定 | APPNETWORKKEY=12345678 |
1.00.00+ |
APPSSID | SSIDの設定 | APPSSID=flashair |
1.00.00+ |
BRGNETWORKKEY | インターネット同時接続用ネットワークセキュリティキーの設定 | BRGNETWORKKEY=12345678 |
2.00.02+ |
BRGSSID | インターネット同時接続用ネットワークSSIDの設定 | BRGSSID=myhomelan |
2.00.02+ |
CIPATH | WiFi起動画面パスの設定 | CIPATH=/DCIM/100__TSB/FA000001.jpg |
1.00.00+ |
CLEARCODE | マスターコードの削除 | CLEARCODE=1 |
3.00.00+ |
MASTERCODE | マスターコードの設定 | MASTERCODE=0123456789AB |
1.00.00+ |
TIMEZONE | タイムゾーンの設定 | TIMEZONE=36 |
3.00.00+ |
WEBDAV | FlashAirドライブ(WebDAV)の設定 | WEBDAV=1 |
3.00.00+ |
接続タイムアウト時間の設定
APPAUTOTIME
無線LAN機能の自動タイムアウト時間を設定します。単位はミリ秒です。 設定可能な値は、60000
から4294967294
で、デフォルト値は300000
です。
0
を指定すると自動停止しない設定になります。ただし、SDメモリカードホスト機器のスリープでカードへの電源供給が遮断された場合などに、停止することがあります。
設定された値はCONFIGファイルのAPPAUTOTIME パラメータに保存されます。
設定に成功するとSUCCESS
、失敗するとERROR
が返ります。
リクエスト例:
http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=0123456789AB&APPAUTOTIME=3000000&APPMODE=4
アプリケーション独自情報の設定
APPINFO
アプリケーションが独自で使用する情報を、16ケタの英数字で保存することができます。
一番新しく設定された値がCONFIGファイルのAPPINFOパラメータに保存されます。
設定に成功するとSUCCESS
、失敗するとERROR
が返ります。
リクエスト例:
http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=0123456789AB&APPINFO=0123ABCD4567EFGH
無線LANモードの設定
APPMODE
無線LANの動作モードを設定します。以下のモードがあります。
0 | 「無線起動画面」のライトプロテクト解除操作で無線LAN機能を起動します。無線LANモードはAPモードです。 |
2 | 「無線起動画面」のライトプロテクト解除操作で無線LAN機能を起動します。無線LANモードはSTAモードです。 |
3 | 「無線起動画面」のライトプロテクト解除操作で無線LAN機能を起動します。無線LANモードはインターネット同時接続モードです。 (ファームウェア 2.00.02以上) |
4 | カード電源投入時に無線LAN機能を起動します。無線LANモードはAPモードです。 |
5 | カード電源投入時に無線LAN機能を起動します。無線LANモードはSTAモードです。 |
6 | カード電源投入時に無線LAN機能を起動します。無線LANモードはインターネット同時接続モードです。 (ファームウェア 2.00.02以上) |
その他 | 未定義です。指定しないでください。 |
APモード、STAモード、インターネット同時接続モードについては、CONFIGファイルの説明をご覧ください。
一番新しく設定された値がCONFIGファイルのAPPMODEパラメータに保存されます。
設定に成功するとSUCCESS
、失敗するとERROR
が返ります。
リクエスト例:
http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=0123456789AB&APPMODE=4
ネットワークセキュリティキーの設定
APPNETWORKKEY
0-63文字の英数字でのネットワークセキュリティキーを設定します。 無線LANのセキュリティ機能を有効にするためには最低8文字が必要です。
一番新しく設定された値がCONFIGファイルのAPPNETWORKKEYパラメータに保存されます。
設定に成功するとSUCCESS
、失敗するとERROR
が返ります。
リクエスト例:
http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=0123456789AB&APPNETWORKKEY=12345678
SSIDの設定
APPSSID
無線LAN識別子(SSID)を、1-32文字の英数字で設定します。
一番新しく設定された値がCONFIGファイルのAPPSSIDパラメータに保存されます。
設定に成功するとSUCCESS
、失敗するとERROR
が返ります。
リクエスト例:
http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=0123456789AB&APPSSID=flashair
インターネット同時接続モード用ネットワークセキュリティキーの設定
BRGNETWORKKEY
インターネット同時接続モードで使用するインターネット側ネットワークの セキュリティキーを0-63文字の英数字で設定します。
一番新しく設定された値がCONFIGファイルのBRGNETWORKKEYパラメータに保存されます。
設定に成功するとSUCCESS
、失敗するとERROR
が返ります。
リクエスト例:
http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=0123456789AB&BRGNETWORKKEY=12345678
インターネット同時接続モード用ネットワークSSIDの設定
BRGSSID
インターネット同時接続モードで使用するインターネット側ネットワークの 無線LAN識別子(SSID)を、1-32文字の英数字で設定します。
一番新しく設定された値がCONFIGファイルのBRGSSIDパラメータに保存されます。
設定に成功するとSUCCESS
、失敗するとERROR
が返ります。
リクエスト例:
http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=0123456789AB&BRGSSID=myhomelan
無線起動画面のパス設定
CIPATH
無線起動画面として使う画像ファイルのフルパスを設定します。 無線起動画面とは、無線LANモード(APPMODE)が0,2,3のいずれかである場合に、無線LAN機能のON/OFFを制御するための画像ファイルです。
一番新しく設定された値がCONFIGファイルのCIPATHパラメータに保存されます。
設定に成功するとSUCCESS
、失敗するとERROR
が返ります。
リクエスト例:
http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=0123456789AB&CIPATH=/DCIM/100__TSB/FA000001.jpg
マスターコードの削除
CLEARCODE
マスターコードをリセットします。CONFIGファイルのMASTERCODEが削除され、同時にLOCK=1も削除されます。
設定に成功するとSUCCESS
、失敗するとERROR
が返ります。
リクエスト例:
http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=0123456789AB&CLEARCODE=1
マスターコードの設定
MASTERCODE
マスターコードは、SSID(APPSSID)やネットワークキー(APPNETWORKKEY)の設定の際のパスワードとして使われる12ケタの16進数の数字です。値が設定済みのマスターコードと一致した場合は、同時に指定されたその他の設定をCONFIGファイルの対応するパラメータに保存します。マスターコードが設定されていない場合は、設定された値がCONFIGファイルのMASTERCODEパラメータに保存され、同時にLOCK=1も設定されます。
設定に成功するとSUCCESS
、失敗するとERROR
が返ります。
リクエスト例:
http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=0123456789AB
タイムゾーンの設定
TIMEZONE
FlashAirドライブ(WebDAV)動作時に、FATファイル時間からUTC時間へ変換するためのタイムゾーンを設定します。 15分単位を1として-48
から54
の数字で設定します。
日本は、UTC標準時を0
とし、9時間進めたUTC+9であるため、36
(9(h)×4(15m)=36)を設定します。
一番新しく設定された値がCONFIGファイルのTIMEZONEパラメータに保存されます。
設定に成功するとSUCCESS
、失敗するとERROR
が返ります。
リクエスト例:
http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=0123456789AB&TIMEZONE=36
FlashAirドライブ(WebDAV)の設定
WEBDAV
FlashAirドライブ機能を有効にするかどうかを指定します。次の値のいずれかを指定します。
0 | FlashAirドライブ機能無効 |
1 | FlashAirドライブ機能有効(リードオンリーモード) |
2 | FlashAirドライブ機能有効。書き込みを有効にするには、CONFIGファイルにUPLOAD=1 を設定する必要があります。 |
一番新しく設定された値がCONFIGファイルのWEBDAVパラメータに保存されます。
設定に成功するとSUCCESS
、失敗するとERROR
が返ります。
リクエスト例:
http://flashair/config.cgi?MASTERCODE=0123456789AB&WEBDAV=1